現場の仕事をしていれば、色んなことがありますよね。
3つだけ、中笑いのエピソードを
爪の長さ
現場監督の中に、50代くらいの中肉中背の男がいた。
その人の左手の小指の爪が異常に長い。
5センチくらいあった。
朝礼中も、新規中もずっと気にって、監督の話が全く、頭に入って来なかった。
新規教育が終わって、
先輩に「監督の爪が異常に長い」ことを教えると
「ああ、あれ鼻くそスプーン。」と
長年の霧が晴れ、視界が開けた気分になった。
先輩ありがとう。
思いやりの空回り
僕が所属する会社は車の運転で現場を往復する。
その日は、3人で、マンションの造作材(大量の石膏ボードと間柱)の搬入で、みんな疲れ切っていた。その時、僕が職長だったので、みんなの疲労の事を考えて、
僕「帰りの運転は、俺がするよ」
と言った。
すると、気を使った後輩Aが、
後輩A「いえ!先輩に運転させるわけにはいきません!僕やります!」
僕「いや、いいよ、疲れとるやろ、俺するよ。」
後輩B「じゃあ、公平にじゃんけんしましょう!」
僕「いいって、運転するって」
結局押しに負けて、じゃんけんで運転手を決めることになった。
僕が負けた。
最初から俺が運転するって言ってるじゃん!笑
後輩の「後ろめたさ」を拭う為だけのじゃんけんとなった。
僕は、「運転」に加えて「敗北感」がついてきた。
なんのジャンケンやーーーー!!
瓦職人の補助
荷揚げ屋は、資材搬入だけではなくて、さまざまな軽作業も行う。
そのうちの一つが、瓦職人の補助だ。
戸建て、個人住宅の、屋根に登り、瓦を職人の元まで届けるというものだ。
瓦は、地面と同じレベルにある。
電動の箱がついたはしごがあって、その箱に、瓦を載せたら、屋根まで電気の力で送ってくれる。同期と僕の2人だった。上下で一人ずつ配置についた。
僕は、上で瓦を受け取った。
瓦って、結構重たい。しかも、屋根の傾斜が思っていたよりもあって、踏ん張るのがしんどい。なるほどと、補助を頼む理由が分かる。
職人さんは、60代のおじいちゃんだった。
瓦を持って行ったら、すいすい瓦を張っていく。とても60代とは思えなかった。
ただ、そのおじいちゃんは、とても頑固で厳しいタイプの職人さんだった。
瓦の種類が3種類ほどあって、間違えると
「こんなのもわからんのかー!」と怒鳴られた。
説明は受けていないし、職人の話し方がゴニョゴニョ言っていて、何を言っているかよく分からなかった。
休憩の時間に、次の作業の説明をしてくれた。
「つぎん、あげた瓦ばゲヤまでおろすけん上がってこんね。」
僕は、職人さんの話はよく分からないけど、
要は、2人共、屋根の上に上がってこいという意味だと思った。
同期が「ゲヤですか?下に屋根の屋で下屋ですか?」と聞いた。
すると、職人さんは、黙り込んだ。
何か、まずいことをでも言ったのかと、同期と僕は、顔を見合わせた。
10秒間の沈黙のあと、
職人が
「ゲヤて、下に屋根て書いて下屋たい」
と、ほぼ同じことを繰り返した。
「今言ったやん!!!」
と、同期と2人、心の中でツッコんだ。
最後に
笑ってくれたら嬉しいです。
あなたも、現場の面白エピソードを教えてください。
応募してくれた人には、
「伸びた爪」と「瓦1枚」をプレゼントします!!!
面白エピソードがあれば、下部のコメントより、お願いします。
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