【求人広告に書いていない】荷揚げ屋が高収入の本当の理由

初心者向け記事

資材搬入のバイトで、かなり条件がいい募集が目立つ。

募集の内容はこんなところだろう。

MAX日給18,000円×23日
月収40万円以上も可能!!

時給換算すると、MAX2500円!

効率よく稼げます♪
研修期間(15日間:時給1125円)

当日全額日払い(日祝除く)!高収入!経験不問!

早く現場が終わっても給与支給!

即日勤務OK!

【月収例】
日給13,000円(1現場6500円×2現場)×26日
+皆勤手当7000円
=月収34.5万円以上も可能!

求人サイトより

結構良い額じゃん。ワンチャン、稼げるぜ。なんて思う。


その半面で

  • でも、これは、本当なのだろうか。
  • 何か裏があるのではないか。
  • そんな美味しい話あるはずがない。
  • 誇大PRだろう
  • ♪が付いているのがなんか鼻につく。

と思うのは、ごく自然なことだ。♪は、きっと応募媒体の人が若い人が気軽に応募できるように、♪を付けたのだろう。音符も付いているし、胡散臭い、、、本当かよ?と。

僕は、資材搬入、荷揚げ屋の仕事を2年以上してきました。

結論から言うと、この求人は誇大広告ではないです。

実際それくらい金額をもらっている人が荷揚げ屋には沢山いるし、僕もそれくらいもらっているからです。

今のご時世で、嘘の待遇で求人募集していたら、詐欺だとすぐ広まる。

でも、全てありのままの荷揚げ屋、は言いづらい部分がある。

わざわざ、言う必要もないし、広告枠の中にクソ真面目に書いても誰も読まないでしょうし。

だから、あえて、求人広告に載っていない、大切な部分を紹介する。

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怪我、死亡の可能性が他の業種に比べて高い。

全国で起こっている業務上の死亡事故の約3割が建築業です。厚生労働省のH28年度の死亡災害発生状況のデータによると、

  • 全産業で978名の人が1年間でなくっている。
  • そのうち、建築業は323名が亡くなっている。

つまり、死亡事故の約3分の1が建築業だ。

全業種の中で一番高い。問題は、事故を防ぐのが難しい点だ。

様々な業種が、一同に集まって、一斉に作業を行う。完璧に、統率が取れる訳がない。

クレーンや、フォークリフト等の作業をしている付近での搬入はよくある。職人さんが、石やフローリングやボードを電動のこぎりで切っている横を通って搬入もよくある。足場の上から、型枠材が降ってきたこともある。地面の釘を踏み抜いたことある。すごく痛い。環境も悪い。視界や、開口部、段差、土足禁止など危険な箇所が満載だ。

そういった事実は、わざわざ求人には載せないだろう。載せないにしても「簡単・シンプルワーク♪」としている点は、いかがなものかと思える。やること自体は、確かにシンプルだ。建築資材を決められた場所に持っていく。でも、持っていくまでに危険な状況をクリアしていかなければならない。

決して大げさではなく、命掛けで、死と隣り合わせの現場だからこそ、給与は高い。

移動時間・拘束時間は給与に含まれない

多分、元請けから仕事を請けるときは、

遠方料金はないだろう。交通費はもらっているだろう。

でも、遠いから、従業員さんに移動の拘束時間代を上げます、という会社はない。

相当、遠ければ交渉の余地はもちろんある。

車で片道2時間くらいなら、無料が当たり前だ。

例えば、

片道2時間の現場で、4時間現場(ハーフ)が終われば8000円という条件で働くとする。。

朝5:30に会社に集合・出発して、

8:00始業、11:30に現場終了。

13:30に、事務所に戻る。

すると、拘束時間は、5:30~13:30なので、8時間だ。

時給換算すると、1000円だ。

移動中は、何をしても構わない。これをどうとらえるかだ。

搬入するものが高級だから。

1つ50万の扉、1つ20万円のキッチン、100万円の石板などなど。破損や傷を付けてしまえば、「ごめんなさい」では済まない。だからこそ、モノの扱い方や、チームワークが重要になってくる。ものを運ぶ為のチームワークは、共通認識の集まりからできる。

一人ひとりが、絶対に傷つけないという意識を持った人間があつまるから、無事に搬入が終わる。そこに、お客さんは価値を感じて、高いお代を払う。

他にも、玉掛け作業やフォークリフトを使った搬入で、他の業者の生コン車を壊したとか、自家用にブツケた、トラックを勝手に移動させたらブツケたとか。

じつは搬入以外の段取りでも、損害賠償が発生する可能性がある。

そういった、リスクも背負っている。

まとめ

荷揚げ屋給与が高いのは、

  • 命が掛かっているから。
  • 怪我のリスクがあるから。
  • 拘束時間が長いから
  • 高級な建築資材を扱うノウハウを知っているから。
  • チームワークを持っているから。

荷揚げ屋として生きていくには、大きなリスクがあると思う。

でも、リスクや責任を取れば取るほど大変だけど、見返りも大きい。

モノの扱い方や現場での振る舞いを学び、人を教育し、搬入のプロとして職業が成り立つ。

決して、「簡単な仕事」と思って気軽に応募すれば事故や怪我をしてしまうだろう。

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