【床】荷揚げ屋が知っておきたい材料知識まとめ

材料の豆知識

突然ですが、「適材適所」という言葉を知っていますか?

「その人の能力・性質によくあてはまる地位や任務を与えること。」ですね。

 

人に関する語句ですが、元々は、材料を扱うときに用いられていたそうです。

「適切な木材を適切な場所に使ってあげる」が語源です。

 

荷揚げ屋は主に建築材料を搬入します。

 

建築材料の特性を損なっていては、職人さんの邪魔をしていることになります。

 

ということは、「材料の特性」を知らないと、「使えない荷揚げ屋」ということになってしまします。

 

という訳で、この記事では、「床関係」の材料の豆知識をまとめました。

 

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フローリング

床の木質の仕上材です。

床の材料として、建築業界じゃなくても一般的に認知されていますよね。

フローリングは防腐材、防蟻、接着剤が使用されています。その中には、

ホルムアルデヒド(空気汚染によるシックハウス症候群を発症させる物質)が含まれていいます。

フローリングの側面に

「F☆☆☆☆☆」の記号がありますが、これは、ホルムアルデヒドの放出量の多少を表します。

  • 「F☆」は多い
  • 「F☆☆☆☆☆」は少ない

こんなんです。

 

フローリングには、実(さね)と言って、オスとメスがあります。

 

搬入時の注意点

ロングエレベータや内設エレベータで搬入すると思います。

  • オスサネを下にして立てかけるようにしてください。メスを下にすると化粧面が損傷して、使えなくなります。(本当は立てかけるは良くない。)
  • 角から地面につけると角が潰れます。1点に荷重が集中すると、破損します。
  • オスサネから置くときも、なるべく衝撃を与えないように優しく下ろしましょう。
  • 二重床の上(パーチが仕上がっている状態)に、資材を置く場合は、1ヶ所にまとめず、分散させ、静かに置いてく。(目安としては200kg/㎡まで)
  • 箇所にまとめる場合は、なるべくたくさんさんのパーチの上にかかるように置く。
  • まとめて仮置きした場合、床のたわみが戻るまで時間がかかり、仕上げ材の施工に支障が出る。
  • 置き方の注意点

2枚のパーチに乗っている。1束なら問題ないけど、10束きたら、1枚への負担が大きくなる。

 

4枚のパーチの上に乗っている。荷重が分散されていてGood!!

決して、コンクリートではない。フローリングだ!!

 

Pタイル

Pはプラスチックのこと。プラスチックて長いから略したのかもしれない。

だいたい300mm×300mmのサイズ。

傷に強くて、手入れが楽で安い。

事務所とか商用の施設で使われがち。

 

搬入時の注意点

サイズが小さいので、低い位置から持ち上げないといけない場合がある。

腰を壊してしまう可能性があるので、十分に膝を曲げて背筋を伸ばして、垂直に持ち上げるよう心がける。

 

長尺シート

長くて重たいんだ。幅1320~1800mmのビニールシート。耐久性、耐水性が優れているので、屋外(マンションのバルコニー)や薬品・水を扱う部屋で使用される。

 

搬入時の注意点

1本で、150kgとかある化物シートがある。1人で無理しないで。基本的に肩に担ぐ。肩に担いだまま旋回すると、クロスを傷つけたり、人に当たるかもしれない。重量が結構あるので、段差が高いと、崩れ落ちるかもしれないので、段差を無くす工夫が必要。

 

タイルカーペット

500×500mmのカーペット。オフィスの定番仕上材。汚れても張替えが簡単。パチンコ屋さんとかもタイルカーペットおおいですね。

 

OAフロア

OAはオフィスオートマティックの略。

OAフロアの下には配線(電源や、通信ケーブル等)が通る。

お~~~うぇ~~~。

 

合板(床で使うやつ)

床で使われる合板には2つ用途があります。「捨て張り(下張り)工法」と「2重床工法」です。

「捨て張り工法」は、スラブ、根太、合板、フローリングの順番です。

床の歪みにくさ(剛性という)を強化し、床鳴りを抑え、強度、耐久性を高める。

 

「2重床工法」は、スラブ、脚、パーチ、合板、フローリング、です。

目的は、歪みにくさの強化(剛性)と耐荷重性、歩行感の強化です。

 

 

脚(支持脚)

2重床(置き床・固定床)で使われる材料。くるくる回って高さの調整が可能。

脚の上に、「パーチ」「TGボード・合板」「フローリング」が乗る。

WP50とかYPE90とかは、品番のこと。50は、高さを表す。

ちなみに、WPは遮音性がなく、耐久性が高いそうです。

クッションゴムと受け材(表面に接着質の制振材がついている)

 

 

WPの説明は、万協フロアさんのHPがわかりやすいです。

万協フロアー|製品ラインナップ|集合住宅シリーズ WPBタイプ(補強型)
万協の二重床は、「内装の土台」として住まいの価値向上に貢献します。

 

パーティクルボード(パーチ、パーチクルボード)

丸太や廃材チップを粉砕して、小さくした木片(パーティクル)を接着剤で固めて、熱圧成形してできる床の材料。910×1820mm×21mmをよく見かける。いわいるニロク(2×6尺)のこと。

一般的に、「パーチ」と呼ばれることが多いです。

「パーティ」と呼ぶ人は聞いたことないです。恥ずかしいんでしょうかね。

 

※すね毛を集めたわけじゃない。頑張って書いた人がいます。その事を忘れないで欲しいです。

搬入時の注意点

とても滑りやすいです。ゴム手の表面に粉がついて、グリップ力が減り握力がなくなります。

なるべく握力で持たないよう、背持ちや、自分側に倒すことをオススメします。

また、窓枠や、ドア枠が設置されている状態での搬入が多いので、傷つけないように気をつけましょう。

立て掛けて置くときの角度が垂直すぎると、山ごと倒れてきてとても危険です。また、立て掛けてある山から数枚取って行くときも、山が引っ付いてきて、山ごと倒れる可能性があります。

パーチ1枚は大したことないですが、山になると重量物でとても危険です。

 

TGボード

パーチとフローリングの間に入る制振材。見た目はケイカルのように白い。かなり重たい。

1820×910×9.5 mm。

 

巾木(はばき)

はばきは、壁と床の境目につける帯状の板材です。

施工上、クロスと床の間には、隙間ができて収まりが悪くなります。また、地震等で壁や床が動いた際に、空間ができます。その空間を隠す効果があります。

あと、巾木がないと、掃除機を掛ける時に、クロスにぶつかったり、フローリングのワックスがけで、クロスにシミがつくのを防ぐ効果もあります。

建築では、仕上材同士がぶつかる部分に「見切り」と言われるものをつけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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