大量に汗を書いた作業着って、あとあと臭いますよね。
作業着を使いこなす、肉体労働洗濯者の為にこの記事を書きました。
時間がない人は、目次だけさらっと目を通して、ビュッフェスタイルで読んでいただけるなら幸いです。
作業着の臭い対策まとめ表
作業着の臭いの原因は、「菌」です。
いかに無菌状態に持っていけるかがカギとなります。
以下、対策を表にまとめました。
方針 | 対策 |
菌を増やさない (濡れた状態のまま放置しない) | すぐに洗えない場合は、 洗濯前に乾燥させておく。 |
干すときは、空気を対流させる。 (換気扇・扇風機・除湿機) | |
菌を落とす | 洗濯機に詰め込みすぎない、少量で洗う |
「粉末洗剤」 「酸素系漂白剤(粉末)」 「40℃」 で30分漬け置き | |
殺菌する | 脱水直後に、アイロンがけをする。 |
乾燥機(80~120℃)で殺菌する | |
熱湯につけておく |
すぐに洗えない場合は、洗濯前に乾燥させておく。
洗濯カゴに入れると、湿った服同士が重なって、どんどん菌が増殖します。
すぐに洗濯できない場合、「濡れた作業着」は放置せず、干して、湿気を飛ばすのがベターです。
現場が終わって、すぐに洗濯できない場合がほとんどですよね。
だいたいの方は、ビニール袋に入れて持ち帰ると思います。
5時間以内にニオイ対策の原因となる雑菌の繁殖が始まります。
ビニール袋・洗濯カゴ等に、長時間放置しておくと、雑菌が繁殖しやすいので気をつけましょう。。
干すときは空気を対流させる
洗濯後5時間以内がゴールデンタイム。
5時間をすぎると、菌が繁殖しやすい。あなたに残された時間は意外と少ないのです。
5時間以内に乾かし終える為に、
- 除湿機
- 換気扇
- 扇風機
などを利用して、干している時間を短縮させるのが良いです。
あとは、作業着は分厚いので、ハンガーを2本にして、生地が重ならないようにすると早く乾きます。
洗濯機に詰め込みすぎない
臭いの原因菌をしっかり落とすために、少量で洗濯する。
6割~8割が目安です。
漬け置きのタレ
材料は以下の通りです。
- 40℃のお湯
- 粉末洗剤(ボールド、アタック、どちらも変わらなかった。)
- 粉末漂白剤(シャボン玉)
- 30分漬け置き
菌の餌である皮脂をしっかり落とすには、粉末コンビがおすすめです。
人間の皮膚は、弱酸性、粉末洗剤は、弱アルカリ性。
中和させてることで、皮脂が分解します。
脱水直後にアイロンで殺菌
これは、意外かもしれませんね。
洗濯直後、湿っている状態で、アイロンがけをします。
高温で、菌を殺します。
あと、乾燥するときに、早く乾きます。菌の増殖も防げます。
シワも伸びて一石二鳥です。
ただ、ちょっと、面倒なので本当に臭いものだけやってみてください。
乾燥機で殺菌
自宅になければ、コインランドリーで殺菌はいかがでしょう。
菌は60℃で死にます。それよりも高温で、乾燥すれば、菌は死にます。
ただ、既に、乾燥機の中が臭い場合があるので注意が必要です。
あと、人見知りの人は、待ち時間の空気に耐えれるでしょうか?そこが心配です。
熱湯につけておく
個人的には、これの効果が一番実感あります。
ケトルやポット等で沸かしたお湯を、洗面器にためて、作業着をつけておきます。
60℃以上で菌は死滅すると言われています。
作業着だから、僕はあまり気にしませんが、あまり熱湯につけすぎると、生地を痛めてしまうので頻度には気をつけましょう。
30分くらいしたら、引き上げて、脱水して干します。
やけどしがちなので、注意してください。
雑菌の特徴
- 菌の名前は、「モラクセラ菌」
- 湿度が高い場所で、菌は繁殖する。
- 60℃以上で死滅する。
- エサは、人間の皮脂
- 濡れている状態が継続、5時間で菌が繁殖しやすくなる。
- 洗濯だけでは完全に落とすことはできない
- 菌が衣類に残っていると、再度汗で濡れると「臭い戻り」が起きる。
汗は無臭です。汗が染みて、熟成されそうですけど、実は、湿ったままの方が、菌の繁殖によって異臭を放つそうです。
上記の7つの対策で、できるだけ、菌がいない状態を目指してください。
片付け・収納・掃除・洗濯の教科書 /洗濯家 中村祐一
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